トップページケーススタディ宝飾卸小売S社
在庫価値を活かしたプレDIPファイナンス
卸小売業
Situation
- 国内に多店舗を展開する宝飾卸小売業のS社は上場を維持しつつ、PEファンドの傘下入り。 弊社の在庫評価に基づき、外資系金融機関によるABLとメインバンクによる不動産担保融資で既存借入金を全額リファイナンス。
- S社はPEの傘下で、新経営陣によるリストラ、旗艦店舗の改修、リブランディング等により、業績改善に取組。
- リーマンショック後の景気後退に伴う減収により営業赤字を計上、業績はむしろ悪化。これを受けて、ABLを行っていた外資系金融機関が融資枠を減額してきたことから、S社に融資額の増額ニーズが発生。S社並びにPEファンドからの依頼でリファイナンスを検討。
Solution
- 弊社はABLレンダーの外資系金融機関のためにS社の在庫評価を行っていたことから、S社の在庫の内容、価値について熟知していたので、 弊社が劣後部分のリスクを取るかたちで日系金融機関と協働し、在庫担保ABLでリファイナンス。
- リファイナンス前に東日本大震災が発生し、先行きが混沌とする中で在庫の価値に依存しつつ融資を実行、S社の業績改善プログラムをサポート。
- その後、S社はリストラとリブランディング等が奏功、業績が大幅に改善し、PEファンドがエグジットする際にメインバンクが弊社の融資をリファイナンス。リファイナンス後弊社はメインバンクに在庫評価を提供。
Results
- 業績が悪化した債務者宛に、在庫担保の価値に依拠したABLをプレDIPファイナンスとして実行。
- 資金調達が困難な債務者へのファイナンスとして活用可能。
